気ままなブログ、ときどき更新。テーマもいろいろ。

たまにはスマホを捨てて、町に出よう。

2019-01-01から1年間の記事一覧

黒川伊保子『妻語を学ぶ』(幻冬社新書)

男性脳と女性脳では、脳力、もとい能力の特性が そもそも異なる。 広い視点でゴールまでの道のりを合理的、 効率的に見つけようとする男性。 より近い視点できめ細やかに段階的にゴールに向かう、 プロセスを重視した女性。 著者は、プロセス重視=共感を求…

門田隆将『オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』(PHP出版社)

本書は、オウム真理教の幹部で昨年死刑が執行された井上元死刑囚の人生を 本人の手記や家族等との手紙によるやりとりを元に作成されたドキュメンタリーである。 以下において、井上元死刑囚は、井上とする。 著者である門田隆将氏は、新潮社時代からオウム真…

三浦瑠麗『孤独の意味も、女であることの味わいも』(新潮社)

救えない子なんていない。 人は大小、傷を抱えている。 自分を定義づけるのは自分。 出来事や外部ではない。 女であることを味わうことについて、 そして孤独の意味について、 著者は、自身のこれまでの人生の告白をもとに、 静かに語る。 三浦瑠麗氏は、若…

神崎 洋治『シンギュラリティ』(創元社)

「サピエンス全史」と「ホモ・デウス」を世に著したユヴァル・ノア・ハラリ氏が、人間至上主義を信奉する現代人が到達すると語る、シンギュラリティ。 元々は、人工知能研究の第一人者であるレイ・カーツワイル氏がtechnological singularityという言葉で人…